【私のメディア・リテラシー】第19回 <ステージ4の緩和ケア医が書いた『がんを悪化させない試み』とは?> 尾﨑 雄 Ozaki Takeshi(「老・病・死を考える会プラス」世話人 、元日経ウーマン編集長
8月5日、三宅一生さんがなくなった。ヒロシマが生んだ世界的なファッション・デザイナーだった。享年84。肝細胞がんだった。「ブランドを後進に引き継いだ後も精力的に活動し、生涯現役を貫いた」(10日付け読売)。原爆の後遺症と戦いながら、ひたすら服飾革命に取り組む。「日本のファッションを世界レベルに引き上げた偉大な人」(同)だった。
三宅氏のようにはなばなしくはないが、静かなる医療革命に取り組んできたひとりの医師がいる。在宅緩和ケア医の山崎章郎氏である。6月、一冊の本を出した。 『ステージ4の緩和ケア医が実践する、がんを悪化させない試み』(新潮選書)だ。
ジャンルを問わず、今年の新刊書で私が最も感銘を受けた一冊になるだろう。
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