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大地に記された〈あしあと〉、語り継がれる〈ものがたり〉

 1月23日(火)にアップした、連載コラム「つたえること・つたわるもの」№177 地名――大地に記された〈あしあと〉、語り継がれる〈ものがたり〉


 今回は、松戸市図書館から借りた図書資料などを手がかりに、「地名の語源(はじまり)・由来(いきさつ)・変遷(これまで)・現在(いま)、・将来(これから)」について書きました。日本地名の多くは「漢字」で書かれています。それは、日本にまだ文字がなかった時代(上古代)から使われていた「やまとことば(話しことば)」の発音を、同じ音韻(発音)をもつ漢字を借りて、いわば当て字のように用いたもの(万葉仮名)でした。あまり漢字の語義(意味)にとらわれすぎると、古くから語り伝えられてきた「地名の語源(地形や地勢の特徴)」とは異なるとらえ方(意味)になるのではないでしょうか。


 たとえば、本コラムでは紹介しませんでしたが、北海道の地名は「アイヌ語」の発音に、同じ音韻の「漢字」をあてる、いわゆる「万葉仮名」方式で、その地域の地名を表記しています。


★おといねっぷ〔音威子府〕北海道上川支庁中川郡の村名 記録:近世。成立:昭和38年。由来:大正8年からの字名による。宗谷本線の駅名も関係するか。語源:近世のヲトイネ(子)フに因む。原型のアイヌ語は、「オトイネフ(川口に泥の多い川)」という。

★おとべ〔乙部〕北海道檜山支庁爾志郡の町名 記録:近世。表記は大正元年。成立:明治35年。由来:近世の村名による。語源:アイヌ語の地名という。「オトぺ(川尻に沼のある川)とも、「ヲトヲウンぺ(沼のある所)」ともいう。               出展:『市町村名語源字典』58ページ


 北海道の「地名」は、北の大地の「歴史」であると同時に、アイヌ「文化」を、「いま(現在)」につたえる〈生きたことば〉なのです。今回のコラムには、かなり専門的な内容も含まれていますが、「大地に記された〈あしあと:記録〉」、「人と大地から語り継いできた〈ものがたり:記憶〉」を知る手がかりとしてお読みください。これも、本コラムには書きませんでしたが、2日に羽田空港C滑走路で起った日航機と海保機の衝突事故が、広い意味で「能登半島地震」の災害関連死に含まれると思ったことがあります。



本文は☞ 177.pdf

お時間のあるときにお読みください。

 

☆原山建郎☆ 健康ジャーナリスト、日本東方医学会学術委員、日本文藝家協会会員、武蔵野大学仏教文化研究所客員研究員、文教大学オープン・ユニバーシティ講師

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