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新卒看護職員の離職率は10.2%

 日本看護協会は3月29日、「2023年病院看護実態調査」の結果を公表しました。それによりますと、 2022年度の離職率は、正規雇用看護職員が11.8%、新卒採用者が10.2%と昨年調査とほぼ同様の結果でした。



*正規雇用看護職員は、11.8%(対前年比0.2ポイント増)

*新卒採用者は10.2%(対前年比0.0ポイント減)

*既卒採用者は16.6%(対前年比0.1ポイント減)


 新卒採用者の離職率は、2022年度、同様の方法で把握してきた2005年以降で初めて10%を超え10.3%となっていました。今回調査でも同様の値でしたので、高止まりの結果となっています。


 また、2022年度の総退職者数が「増加」したと回答した病院は34.9%でした。昨年調査とほぼ同様でしたが、「増加」したと回答した病院のうち41.5%が、新型コロナウイルス感染症が「影響している」と回答しました(昨年度よりも3.5ポイント増)。新型コロナウイルス感染症の蔓延が一定程度影響したとみられています。

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