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たかが髪型されど髪型 自由な慶応高校が「甲子園」で優勝


尾﨑雄さん(老・病・死を考える会プラス)の【私のメディア・リテラシー】第20回です。テーマは「たかが髪型されど髪型 自由な慶応高校が「甲子園」で優勝」。


 慶応V 「令和式」で新風(産経)――8月24日の新聞各紙は慶応高校が甲子園大会で107年ぶりに優勝した快挙を大きく報じた。産経によれば「令和式」とは「髪型自由、笑顔、部員中心データ分析」ということ。

 決勝戦の冒頭でホームランを打った慶応高校の丸田湊斗選手は「野球部だから坊主だっていう社会の目を変えたい」と入部した(東京新聞)。「自由な髪型の選手たち」とともに栄冠を勝ち取った森林貴彦監督は語る。「うちが優勝することで、高校野球の新たな可能性や多様性を示せたらいいと思って日本一を目指してきた」(毎日新聞)。

 「髪型自由」は選手の自主性を尊重し、「個の力」を引き出す、新しい高校野球の姿を示す大会となった、という。たかが髪型されど髪型。その意味の深さは高校野球の枠内に収まらない。毎日新聞はこう指摘した。

 ……変化は選手たちの髪型にも表れている慶応に加え、4強の土浦日大(茨城)や8強の花巻東(岩手)、春夏連続出場のクラーク記念国際(北北海道)なども丸刈りを強制していないという。周知の通り花巻東はスーパーヒーロー、大谷翔平の出身校である。

日本高校野球連盟などの全国調査では「長髪も可」というチームが5年前は13・2%にとどまったが、今年は59・3%まで増えた。一律のやり方をおしつけず、個性を認め合う。そんなチームが主流になりつつあるのだ。

 多様性が尊ばれる時代だ。夏の甲子園を沸かせた球児たちの躍動が社会のありかたを示唆しているようにも見える(同紙・社説)。

 個人も企業も団体も旧い通念に縛られ、変化と多様化に鈍感では新しい時代に生き残れるとは思えない。「医療とはこんなもの」という通念に安住していた医療界はcovid-19パンデミックに見舞われたとき、適切な対策を打つことができなかった。日本の皆保険制度が優れているという世評に甘んじて、感染症はほぼ克服したという驕りに浸ってきたからだろう。


(写真はイメージです)


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