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つないで、つむいで、つくろう、未来の看護へ 今、山口から


 第14回メッセンジャーナースの会総会の会長を務められた原田典子さんからの報告です。



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 メッセンジャーナース研鑽セミナーに私が望むことは、セミナーを受けた人が、患者さんときちんと向きあえるようになり、患者さんを限りなく理解しようとし、他の医療者との懸け橋になる。どんな考えの患者さんにでも、寄り添えるようになり、必要な時、必要な事を、必要なだけ、看護として提供できるようになることこそが、研鑽セミナーの醍醐味と思っている私です。


 多くの人に発表して頂いたのは、それが目的の総会だったからでした。今の病院看護師は「セミドクター化」していて、看護が非常に希薄です。訪問看護師は、それでもまだ、「看護」を提供しています。病気になると、まず、病院に行きます。そしたら、病院看護を変えないと患者さんは治る病気も治りません。本来の人間が持っている「治る力」を病院で誰が引き出すんでしょうか? 医者ですか? その、役目は看護師だと思っている私は異端児でしょうか? 看護協会ですらその事を忘れているように思います。専門、認定、特定の研修に「看護の内容」はありません。

 

 第14回総会は、山口県から変えていけたらと考えた企画でした。全国からメッセンジャーナースが一堂に会する「総会」を活用し、看護管理者の方を喚起できるとても良い機会と考えました。今回参加の10人の看護管理者を中核に、病院看護に変化が出てくるように後押ししていきます。


 これを機に、山口の病院看護に何か変化が出てくるようで有れば、全国メッセンジャーナースの会で全国展開しましょう。変化が見られないようであれば、もう一工夫していくつもりです。長い目でみていきます。 


第14回総会会長 原田典子

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